~ポスティング会社あるある~②【 スタッフGPS所持】の落とし穴
投稿日:2019.02.01
こんばんは!
まめのきかんぱにーの中辻です🎶
本日はポスティング会社あるある
第2弾
ずばりGPS端末についてお話したいと思います。
最近ではかなりのポスティング会社が導入しているもの。それがGPS端末です。
配布スタッフさんにGPS端末を所持して配布してもらうというもの。
本当に配布してくれてるの?
というお客様の不安要素を払拭するためのマストアイテムになりつつありますね。
そもそも最近では
GPSを導入していないポスティング会社には依頼しない!
というお客様も多いのではないでしょうか…?
でもみなさん。気をつけて下さい。
GPSを導入しているからって
安心していませんか??
そのGPS。本当に大丈夫でしょうか?
そもそもGPS端末には色々な種類があります。
大まかにわけると2つに分類できます。
①本体記録型GPS(低コスト)
②クラウド型GPS(高コスト)
まず①の本体記録型GPS
これは名前のとおり、GPSの端末本体に位置情報を記録し、USBに接続したりSDcardを取り出したりしてパソコンや携帯で確認する仕様です。
最近は少し進化していて
〇〇㌔以内であれば(Bluetoothなどで接続)リアルタイムで記録したデータが見れます。
なんていうものもあるそうです。
しかしこの本体保存型GPS。
はっきりいって全く役にたちません。
何故ならば基本的には端末を1度回収しなければデータをチェックすることができないからです。
GPSを導入するのは
スタッフさんの不正を抑止するためでもありますが、それ以外にも
指示通りのエリアに配布できているか
スタッフさんからの報告時間中に業務が行われているか、など
不正を防ぐ以外にも色々と確認しなければいけないことが山盛りです。
何日かに1度しか回収できないのであれば
不正や配布ミスは防げません。
結局のところ問題が起こった後でしか、問題に気付けないのです。
それではお客様に迷惑をかけることになりますよね。
そもそも端末を回収しなければチェックされないとわかっていれば、スタッフさんに対しても抑止効果になるのでしょうか…?
低コストではありますが、これでは意味がありませんね。
やはり徹底的に管理したいのであれば
②のクラウド型GPSです。
こちらはスタッフさんが所持しているGPS端末からGPSやPHSのデータをクラウドにリアルタイムで送信する方式です。
つまり、端末の電源が入っていれば
管理用のパソコンやスマホからいつでもどこでもリアルタイムで位置情報が見れてしまうのです。
弊社が採用しているGPSも、このクラウド型になります。
弊社には現在100台近くの端末がありますが、各スタッフさんが業務開始と同時に端末の電源を入れますので、そこからは何と1分毎に位置情報が送信されます。
もはや雁字搦めの管理ですね。汗
しかし。
ここからが今日の本題です。
リアルタイムタイムにGPSがチェックできます!
配布終了後には必ずGPSチェックしています!
という文言。
本当に大丈夫でしょうか?
GPSの軌跡のチェックには
コツと知識と根気が必要です。
まずこちらをご覧下さい。
これはあるスタッフさんの実際のGPS履歴です。
配布エリアはしっかりと守れているのはすぐにわかりますが、GPSのチェックってこれで終わりではないんですよ。
決められた時間に決められたエリアに滞在していたからといって、本当に配ってると確証がありますか??
弊社ではここから軌跡のチェックを行います。
もう1度画像をご覧下さい。
これは移動の速度を表しています。
線が長い部分は移動速度が速く
短い部分は遅いのです。
このスタッフさんは原付バイクで配布しています。
線が長い部分はバイクに乗って地区を移動している。ということが読み取れますね。
逆に短い部分は住宅密集地で徒歩で配布している。ということになります。
高速移動中の軌跡。
更に地図を拡大して細かくチェックします。
弊社のGPS端末は移動の履歴だけではなく、同じ場所に何分滞在したかもしっかりチェックできる仕様になっています。
ここにURの団地があります。
このスタッフさんはここに約9分滞在しているというデータがあります。
つまり集合ポストに投函している間、ここに滞在した。と いうことが読み取れます。
バイクでの高速移動の軌跡が残っていても
滞在時間がどこも短く、ポスティングした形跡がない場合は
本当に配っていたの??
と、いうことになります。
ここまでしっかりとチェックしてこそ
ハイスペックGPSを導入する意味があると私は思っています。
何だか人の粗探しをしているようで
めちゃくちゃ性格の悪い人間だと思われそうですが、私たちは圧倒的に反響率にこだわりますのコンセプトで、他社のポスティング会社の3倍程のお値段でお仕事を受注しているのです。
品質管理も私の大切なお仕事です。
以前同業さんとお話した時に
「GPSを導入したからといって、本当に配ってるかわからないので、うちはスタッフ信用してますからGPSは必要ない」
とお聞きしたことがありますが
私はそうは思いません。
それは自分たち社員はそれでいいかもしれませんがお客様に理解してもらうのには無理があります。
女の子とは遊んだけど、あの子は友達やから100%なんもやましいことないねん!
と必死に彼女に言い訳する彼氏みたいなものです。(違う?)
それに、しっかりと時間をかけてチェックすれば真面目に配布しているかしっかり確認できます。
GPSって悪いことだけじゃないんですよ。
毎日GPSと睨めっこしてるからこそ
今日はこの人休憩もせんとめっちゃ頑張ってるなぁー。
とか
今日はちょっとペースが遅いから
身体の調子悪いのかなーとか
とか
この人めっちゃキレイにエリアまわってるなー。お家でしっかり考えてきたんやなー。
とか。
頑張りも読み取ることができて、スタッフさんとのコミュニケーションのネタにもなるんですよ。
もちろん私がひとりひとり面接して採用しているスタッフさんなので、基本的には信用、信頼しています。
スタッフさんには全てお話した上で納得していただいてますよ。(・ω・;)
そんなGPSの仕様を知っているからか
スタッフさんから
「地区全部まわったつもりなのに、世帯が足りないからGPS見てくれへん?まわれてないとこない?」
なんて電話がかかってくることも少なくありません。
お仕事熱心だと思いませんか??
しかし
これだけ念入りにGPSをチェックするくらいなら、直接見に行ったほうが早いと思います。
毎日お仕事終わってお家に帰って、オロナミンCを飲みながらGPSを眺めるのが日課です。笑
なので、お仕事の合間にポスティングチェックたるものにも行っていますよ。
抜き打ちで配布している現地までいって
少しお行儀が悪いですが
ポストへの投函方法や配布エリアをチェックしています。
もちろん全ての配布に行っているわけではありませんが、配布しているかしていないかくらいはGPSで読み取れますが、丁寧さなどは、やっぱり目で見てチェックしないとわかりませんからね。。。
いつも性格が悪くて申し訳ございません。
本日のGPSのお話はいかがでしたでしょうか?
GPS導入といえば
お仕事を受注しやすくなるのは間違いありませんが、何のために導入しているのかを忘れてはいけません。
GPSをお客様のために活用している業者を探してくださいね。
ポスティングを外注される際は、どんなGPSを導入しているのか、実際にGPSの履歴は見せてもらえるのか。しっかりとヒアリングして下さい。
もちろん弊社では配布完了後に全てのGPSの履歴を開示しています。
これはお客様からお願いされなくても全てのお客様に提出しています。
ちゃんと配ったでしょ?
と言いたい訳ではなく、今回の販促エリアを目で見てチェックしていただきたいからですよ。
次の販促エリアのお話も一緒にできるので、結構気に入っています。
圧倒的に反響率にこだわります