DTPデザインとは?チラシ制作における重要性

ポスティングチラシを制作するときに、「DPTデザイン」という言葉を初めて聞く人もいるかもしれません。印刷・出版業界では知られている「DPTデザイン」ですが、どのようなものなのか、チラシ作成にどのような影響があるのかなどを解説します。

 

そもそもDTPデザインとは?

DPTとは「Desk Top Publishing」の略で、DTPデザインとはパソコン上でデザインを調整し、印刷物データを制作できるレイアウト専用ソフトのことです。例えば使用するイラストや写真を見やすくなるよう配置したり、フォントの種類や大きさを調整したり、色や全体の印象を確認したりすることができます。主にチラシやポスター、パンフレットなど、紙媒体の制作物をデザインする際に使われています。

DPTデザインが普及する1980年以前は、デザインや版下作成、製版や印刷がそれぞれ分業で行われていました。まずデザインを担当するデザイナーが文言や写真の入った版下とよばれる原稿を作成していました。

版下が仕上がると印刷会社が紙面に出力し、そこで初めてデザインイメージを確認することができます。しかしお客様のイメージと相違した場合は再度イメージのすり合わせを行い、何度も版下を制作しなければならないこともありました。そのため時間やコストがかかってしまい、非効率な点が問題となっていました。

しかしDPTデザインが普及したのちは、レイアウトから印刷後のイメージ確認まで一人のデザイナーがパソコン上で進めることができるようになり、大幅に制作効率が改善されるようになったのです。

 

チラシのDTPデザイン 「CMYK」と「 RGB」の違い

とても便利で使い勝手のよいDPTデザインですが、実際に紙に印刷された際の仕上がりがイメージと異なる場合があります。特にDPTデザインにおける色の表現方法には「CMYK」と「 RGB 」があり、それぞれ特徴が異なるので注意が必要です。「CMYK」と「 RGB 」とは何なのか、それぞれの違いを解説します。

 

CMYK

CMYKとはインクを使用して色を表現する方法です。「C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)」の3色を使用し、紙などの印刷物における表現に使われます。CMYは「色の三原色」と呼ばれ、反射によって色を認識しますが、混ぜるほどに黒に近くなるため「減法混色(減法混合)」とも呼ばれます。実際にはこの3色ではキレイな黒が再現できないため、K(キープレート)を加えたCMYKとなっています。

RGBと比較すると鮮やかな色を表現することは難しく、RGBからCMYKに変換すると少しくすんだ色味になるので注意しましょう。

 

「RGB」

RGBとはパソコンやスマートフォン、テレビの画面などにおける色の再現方法です。「R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)」の3色の組み合わせにより、さまざまな色を画面上で表現することができます。RGB3色は「光の三原色」と言われ、発光によって数多くの色を再現しています。色を混ぜるほどに白色に近づくので、「加法混色(加法混合)」と呼ばれています。

しかし一方で、画面を見る環境によって異なる色に見えてしまうことがあるというデメリットも。部屋の明るさやディスプレイの性能などにより、見え方に差が出ることがあるので注意が必要です。

 

チラシ制作におけるDTPデザインの重要性

チラシ作成をする際のDTPデザインでは、先ほど解説した色の表現方法の違いがあるので印刷が仕上がりに注意する必要があります。

例えばWEBデザインとDTPデザインを比較してみましょう。

WEBデザインでは、いつでもWEB上でデザインを修正することができ、載せる情報量にも制限がありません。コンテンツの追加やバナー広告の差し替えなどのアップデートも簡単に行うことができます。しかし見る側の環境(ブラウザや媒体、部屋の明るさなど)によっては色や印象に差がでる場合があるので、伝えたいイメージを一律に伝えることが難しいケースもあります。

 

一方DTPデザインでは、最終的に紙に印刷する工程があります。印刷後は修正ができないので、より色の選び方や印刷する紙質の選定には慎重になる必要があります。

しかし印刷し完成したあとは、デザインの印象は見る側にとって差はありません。それは紙媒体の強みでもあり、伝えたいイメージを誰にでも等しく伝えることができるというメリットでもあります。ポスティングチラシを作成する際にも、伝えたいイメージがばらつきなく伝えることができるのは大きな利点となるでしょう。

 

DTPデザインを使った読みやすいチラシ制作のポイント

DTPデザインを使用してチラシを作成する際に、どんなところに気をつければよいのかをご紹介します。ポイントを押さえ、読んでもらいやすいチラシ作りを目指しましょう。

 

ペルソナを設定する

読まれるチラシ作りをするには、まずそのチラシは誰に読んでもらいたいのか、詳細なペルソナを設定しましょう。

年齢や性別はもちろん、家族構成や職業、趣味嗜好や悩んでいることなど、より具体的な条件を抽出しターゲットとなる人物像を設定します。

アプローチするターゲット像が明確になることで、どのような文言や写真、色の選び方やレイアウトにすればよいのかなど、デザインの方向性がより明確になるでしょう。

 

刺さるキャッチコピー

ターゲットが明確になったら、そのターゲットに刺さるキャッチコピーを考えましょう。

読み手が思わず惹きつけられるキャッチコピーとは、共感できることが大切です。自分と同じような悩みを持つ人が悩みを解決できている、自分が抱える課題の解決策が提示されている、自分では気が付かなかった欲求を満たすことができる方法が記載されているなど、読み手がどのようなベネフィットを得られるのかを分かりやすく伝えるキャッチコピーを目指しましょう。「リピート率90%の~」「50代のための~」など、具体的な数字を組み込むとより説得力のあるキャッチコピーになります。

 

見出しの文字サイズを調整する

見出しの文字を大きくし、目立たせるという作業は日常でも行っているかと思います。チラシ制作においても文字サイズを調整することは、チラシを見やすく、内容を瞬時に伝わりやすくするうえで必要な工程です。

文字サイズの調整はチラシを読みやすくするだけでなく、レイアウト全体から受ける印象も操作することができます。

週刊誌など話題性を目立たせたい場合は極端に文字を大きくし、インパクトを強調します。そうすることで躍動感や世俗的さ、衝撃的な印象を与えることができます。

一方教科書や公式な文書などの見出しは、大きすぎずまとめることが多くなっています。大きくしすぎないことで気品や上品さ、信頼性を持たせることができます。

このように、読み手にどのような印象を与えたいかによっても、文字サイズを調整するとよいでしょう。

 

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