季節感のあるチラシ制作をしよう!魅力的なチラシで反響率アップ

一年を通して内容が変わらないチラシでも、季節感のあるチラシのデザインにするだけで人の目を引く魅力的なチラシに仕上がります。なぜ季節を取り入れると反響率に影響があるのか、またどのように取り入れればよいかなど、チラシ制作のコツをご紹介します。

 

チラシ制作における「季節」の大切さ

チラシ制作において、季節ごとにチラシのデザインを変化させることは反響率を上げるのに効果的です。
そもそも日本には四季があり、日本人は季節に風情を感じるという文化が根付いてきました。
またお正月や節分、入学式やお盆、ハロウィンやクリスマスなど、イベントが近づくと街やメディアではイベント一色に彩られます。何気なくそれらを見ている人々は、無意識のうちに季節感のあるデザインに目がいくようになります。

そのためチラシ制作においても、季節感を取り入れることは人の目を惹きつけるテクニックとして重要です。一年を通し季節に関係のない商品やサービスであったとしても、ぜひこのテクニックを取り入れることをおすすめします。
季節に合ったチラシを制作することで読み手を飽きさせないとともに、企業や商品に対しても変化に富んだ勢いのあるイメージを生み出すことができるでしょう。

 

 

季節ごとのチラシのテーマ

季節ごとのデザインを意識する際、どのようなイメージやテーマで制作すればよいのでしょうか。それぞれの季節にふさわしいチラシのテーマをご紹介します。

春のチラシ

春のチラシでは、暖かい気候を連想させる明るい優しい色がおすすめです。
3~4月の卒業式・入学式シーズンでは、桜のピンクやチューリップを連想させる黄色や赤といった暖色系が目を引きます。緑や青などの寒色系でも、淡いパステルカラーであれば温かみがでて相性がよいでしょう。また淡い暖色系と寒色系のカラフルな組み合わせも、春の暖かさや華やかさ、喜びを表現するのに向いています。
春は入学式や入社式、引っ越しなど、新しいことが始まる季節でもあります。新メニューや新しい趣味・習い事など、新しいことにワクワクするようなプロモーションをすることで、チラシの反響率をアップさせることができるでしょう。

 

初夏のチラシ

5~6月の初夏には、こいのぼりや梅雨、あじさいをイメージする水色や青などの寒色系が向いています。
またこの季節の植物は、春とは違ってますます元気に生い茂ります。夏に向けた青々とした緑色もおすすめです。
しかしこの季節は雨が多く、外出も憂鬱になりがち。雨の日の特別キャンペーン情報や、おうち時間を楽しむデリバリーフードメニューなど、雨の季節も楽しめる視点のプロモーションが効果的でしょう。

 

夏のチラシ

夏のチラシでは、日差しの暑さや太陽・ひまわりを連想させる黄色やオレンジといったエネルギッシュな色がおすすめです。カラフルな色味でトロピカルな印象にしてもよいでしょう。
また海やプールなどを意識した爽やかな清涼感を出すには、青や水色などの寒色系もおすすめです。のどの渇きを癒してくれるイメージも湧くでしょう。
夏はエネルギッシュで行動的になる季節です。また夏休みやお盆の帰省、旅行など、消費が活発になる季節でもあります。お祭りや花火をイメージさせる赤や黄色などの原色を使って、イベントの告知やセール情報など、購買意欲を刺激する内容に向いているでしょう。

 

秋のチラシ

秋は気候も涼しく行楽シーズンになるので、紅葉を意識した赤や黄色、茶色、カーキといった自然を感じさせる暖色系がおすすめです。
また10月にはハロウィンがあるので、オレンジ×黒×紫といった配色も目を引きます。一目見ただけでハロウィンのワクワクした雰囲気が伝わるでしょう。
この季節には、ハロウィンの特別メニューや秋の味覚をふんだんに使った限定メニューなど、期間限定を意識させるプロモーションがおすすめです。

 

冬のチラシ

冬のチラシでは、気温の寒さや雪を連想させる白や青といった寒色系がおすすめです。もしくは暖かい室内を連想させる、赤やオレンジ、黄色などの暖色系も向いています。
冬はクリスマスやお正月といったイベントがあるので、12月はクリスマスの定番色である赤×緑、1月はお正月のおめでたい配色である赤×白に、ゴールドやシルバーなど目立つ色を使ってもよいでしょう。2月のバレンタインでは赤やピンク、チョコレートを連想させる茶色などが目を引くでしょう。
お正月は新年を迎えることから、家の中を大掃除・断捨離をして家具や家電などを新しいものに買い替えやすいタイミングでもあります。また年末年始は家族で集まって過ごす人も多いため、新しい物の購入を相談・検討しやすいタイミングでもあります。チラシにセール情報を載せると、家族みんなで見てもらいやすいでしょう。

 

 

季節ごとのテーマチラシは配色に注意

季節ごとのチラシ制作では、テーマカラーをただ盛り込めばよいというわけではありません。より季節感を出し、目に留まりやすくするための配色のポイントを紹介します。

 

季節に合うトーンを意識する

季節に合わせたイメージカラーは先述したとおりですが、色のトーンもチラシの印象を左右する重要な要素です。
トーンとは「色調」のことで、「明るい・暗い」といった明度と、「鮮やか・くすんでいる」といった彩度を複合し調整した表現方法です。

春には柔らかい印象になるよう、明度や彩度が高い淡く明るいトーンが向いています。明るく澄んだ色合いのライトトーンや、白を基調にほんのり色が混ざったペールトーンが向いています。

夏は原色など、はっきりした色味が向いています。ビビッドカラーより少し彩度を下げたストロングトーン、カラフルで賑やかな印象のブライトトーンであれば、夏の元気さや陽気さ、力強さを表現できるでしょう。

秋は落ち着いた印象を出すために、彩度と明度を落とした濁色系のトーンを使うとよいでしょう。スモーキーカラーともよばれる、少しくすんだような色味のグレイッシュトーンがおすすめです。落ち着いた雰囲気や、洗練された大人っぽい印象に仕上がります。一方で全体的に暗い印象になりがちなので注意しましょう。

冬は全体的に明度や彩度が低い落ち着いた色味がおすすめです。やや黒みがかったディープトーンやダークトーンは、重量感やりりしさ、知的さを表現するのに向いています。一方で雪や氷、寒さなどを表現したい場合は、白やグレーを基調としたライトトーンがよいでしょう。

 

色を使いすぎない

チラシにアピールポイントがたくさんあるなど、とにかく目立たせようと色をたくさん使ってしまうケースがあります。しかし色は多ければ多いほどどこが重要なのか分からなくなり、読みにくい印象になってしまいます。また色が多すぎると本来目立たせたいはずの写真の印象も薄くなってしまうので要注意。まずは白と黒をベースにデザインし、使う色は3色までを意識しましょう。3色以内であれば全体の印象がすっきりとまとまりやすくなります。

 

 

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