2024年3月の記事一覧
集客効果のあるポスティングチラシを作るなら「コピーライティング」を押さえよう!
読まれるチラシを作るには、心を動かすコピーライティングが必要不可欠です。しかしどのようにしたら、ターゲットに刺さるコピーを作れるのでしょうか。コピーライティングで意識するポイントや、集客効果を高めるコツを解説します。
チラシ制作に重要な「コピーライティング」とは?
コピーライティングとは、商品の購買を促すことを目的とした文章のことを指します。ただ商品の魅力を紹介するだけではなく、お客様に「欲しい」と思ってもらうための人間の行動心理を組み込んだ文章でもあります。読み手の感情に訴えながら購買意欲を刺激するので、マーケティング戦略としても非常に重要となっています。
コピーライティングは購買行動を促すだけでなく、企業のブランドイメージの構築や情報提供、宣伝広告の役割も果たします。
そんなコピーライティングは、次の4つの要素から構成されています。
1.キャッチコピー
ターゲットの興味関心を引くうたい文句のことです。商品の特徴を端的に分かりやすく伝えるだけでなく、商品の印象を左右し、売り上げにも影響を与える重要なものです。キャッチコピーはチラシにおけるタイトルそのもの。ここでお客様の興味を引き、ワクワクドキドキを喚起することができれば、最後までチラシを読んでもらう可能性は高まるでしょう。一方ここでお客様の関心を引くことができなければ、チラシ自体読んでもらうことは難しいとも言えます。
ボディーコピー
ボディーコピーとは、商品の詳細のことです。商品の特徴を紹介し、購入することでどのような満足感や利便性が得られるのかを伝えます。さらにお客様の信頼や共感を得る役割もあるため、体験者の口コミなど客観的な情報を取り入れることで、より説得力をもたせることができます。
クロージングコピー
せっかく興味を持ってもらえても、購入に至らないと意味がありません。ターゲットが行動に移しやすくなるような文章を、クロージングコピーといいます。例えば「先着○名様」、「今だけ○割引」など、希少性を訴える文言が挙げられます。
コピーライティングで重要なのは、誰に訴えかけたいのか、ターゲットの悩みや課題は何なのか、悩みや課題を解決するためにどのようなベネフィットを提供できるのかをはっきりとさせることです。そのためには自社製品の強みをしっかりと分析することも欠かせません。そういった要素を踏まえ言葉に乗せることで、初めて人の心を動かすコピーライティングとなるでしょう。
チラシ制作における「コピーライティング」の5つのポイント
キャッチコピーを作ってみたものの、本当にターゲットの関心を引くコピーライティングになっているのか、不安に思われる方も多くいると思います。コピーライティングではどのようなことを意識すればよいのか、より印象に残りやすくする5つのポイントを解説します。
ターゲットに合う言葉を使う
チラシを制作する上で、ターゲットの目線を意識することは非常に重要です。ターゲットが慣れ親しんでいない言い回しや世界観では、「自分とは関係のない情報だ」と無意識のうちに判断され、読まれにくいチラシなってしまいます。性別や年齢ごとにターゲットに合う言葉を選ぶとよいでしょう。
男性向け
男性向けのコピーライティングでは、「~だ」「~である」といった言い切り型の表現方法が好まれます。命令形や専門用語にも抵抗がなく、むしろ自分の知らない専門用語に対しては興味を抱く傾向があります。また製品の性能や仕様といったスペック表示を好む傾向があり、データやロジックを織り交ぜた論理的でストレートな言葉が刺さりやすいでしょう。一方で擬音語や擬態語のような抽象的な表現は好まれないため避けましょう。
10代~20代向け
10代~20代といった若い世代に向けては、友達のようなカジュアルな表現方法が好まれます。漢字が多すぎる、堅苦しい言葉を使うことは抵抗感が強まるので、固い表現になりすぎないよう注意しましょう。また「僕ら」「みんなで」といった、横のつながりを意識させる言葉を取り入れるのも効果的。友達とのつながりを重視するこの世代ならではの特徴であり、自分事として捉えてもらいやすくなります。ほかにも「めっちゃ」「ヤバイ」など、10代~20代の日常会話に出てくるワードを織り交ぜると、共感や親近感を持たれやすくなり関心を引くでしょう。
30代~40代向け
30代~40代になると、これまでの若い時代に好んでいたカジュアルなものとは一味違う、洗練された上品さに魅力を感じるようになります。そのため「上質な~」「ワンランク上の~」など、「大人っぽさ」を感じさせる言葉が刺さりやすくなるでしょう。
またこの世代はこれまでとは違うこだわりを発見し、自分らしい生き方に磨きをかけるなど、自分らしいスタイルを追求する傾向にあります。そのため「新定番」や「~空間」、「私らしい」といった言葉が好まれるでしょう。
シニア向け
シニアと一言で言っても、60代と90代ではまったく感性が異なるでしょう。近年のシニア層は若々しい人も多く、年寄り扱いをすることを嫌う傾向にあります。「いつまでも若々しくいたい」という願望に寄り添った、「新シニア世代」「人生を楽しむ」などのフレッシュな言葉を好むでしょう。
またこの世代はカタカナや英語が得意ではありません。専門用語などを避け、なるべく日本語で解説すると抵抗がなく受け入れやすくなります。
一方で尊敬語や丁寧語などかしこまった表現は、「格式が高い」「きちんとしている」ものとして好まれる傾向にあります。イメージ先行型の抽象的な表現や、インパクト重視の尖った過激な表現には抵抗感が強いので避けたほうがよいでしょう。情報は分かりやすく、端的な表現がおすすめです。
数字や比較を使った具体的な表現をする
コピーライティングでは、数字や比較を取り入れた表現が大切です。例えば「9割のお客様がリピートする~」、「50代女性のための~」など、数字が入ることで情報が具体的になり、説得力が増します。
また比較を使った表現方法では、現状に不満を感じている人に対して効果的です。例えば「体重が10キロマイナスに」、「偏差値が20上がる」など、現在と比較しこれからの明るい未来をイメージさせることができます。数字が入ることでよりイメージしやすくなり、ワクワクの喚起や期待値を高める効果があるでしょう。
書き出しで読者のベネフィットを伝える
人は文章を読むことに、多少なりともストレスを感じます。なかなか結論のでない文章は、誰でも読む気を失ってしまうでしょう。それはポストに入っているチラシに対しても、同じことが言えます。
人はチラシを手に取ったとき、瞬時に「いる・いらない」を判断しています。そのため読んでもらうためには、書き出しでその商品がどのようなベネフィットがあるのかを明示する必要があります。
冒頭で「この商品ではこのようなことが叶えます」「誰でもこんな自分になれます」というベネフィットを伝えることで、ターゲットのワクワクや好奇心が刺激されます。
このように読み手の知りたい情報を最初に伝えることで関心を引き、離脱せず最後まで文章を読んでもらいやすくなるでしょう。
小見出しを効果的に使う
コピーライティングでは、小見出しを上手に使うことで情報を伝えやすくすることができます。小見出しとは文章の内容ごとにタイトルをつけることを言います。特にチラシにおいては、ほんの数秒で捨てるかどうかを判断されています。そのためパッと見ただけで内容が伝わるような見出しの工夫が必要です。伝えたい情報を整理し、キーワードを織り込んだ端的な表現を心がけましょう。フォントや文字のサイズに緩急をつけると、読みやすくなります。
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DTPデザインとは?チラシ制作における重要性
ポスティングチラシを制作するときに、「DPTデザイン」という言葉を初めて聞く人もいるかもしれません。印刷・出版業界では知られている「DPTデザイン」ですが、どのようなものなのか、チラシ作成にどのような影響があるのかなどを解説します。
そもそもDTPデザインとは?
DPTとは「Desk Top Publishing」の略で、DTPデザインとはパソコン上でデザインを調整し、印刷物データを制作できるレイアウト専用ソフトのことです。例えば使用するイラストや写真を見やすくなるよう配置したり、フォントの種類や大きさを調整したり、色や全体の印象を確認したりすることができます。主にチラシやポスター、パンフレットなど、紙媒体の制作物をデザインする際に使われています。
DPTデザインが普及する1980年以前は、デザインや版下作成、製版や印刷がそれぞれ分業で行われていました。まずデザインを担当するデザイナーが文言や写真の入った版下とよばれる原稿を作成していました。
版下が仕上がると印刷会社が紙面に出力し、そこで初めてデザインイメージを確認することができます。しかしお客様のイメージと相違した場合は再度イメージのすり合わせを行い、何度も版下を制作しなければならないこともありました。そのため時間やコストがかかってしまい、非効率な点が問題となっていました。
しかしDPTデザインが普及したのちは、レイアウトから印刷後のイメージ確認まで一人のデザイナーがパソコン上で進めることができるようになり、大幅に制作効率が改善されるようになったのです。
チラシのDTPデザイン 「CMYK」と「 RGB」の違い
とても便利で使い勝手のよいDPTデザインですが、実際に紙に印刷された際の仕上がりがイメージと異なる場合があります。特にDPTデザインにおける色の表現方法には「CMYK」と「 RGB 」があり、それぞれ特徴が異なるので注意が必要です。「CMYK」と「 RGB 」とは何なのか、それぞれの違いを解説します。
「CMYK」
CMYKとはインクを使用して色を表現する方法です。「C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)」の3色を使用し、紙などの印刷物における表現に使われます。CMYは「色の三原色」と呼ばれ、反射によって色を認識しますが、混ぜるほどに黒に近くなるため「減法混色(減法混合)」とも呼ばれます。実際にはこの3色ではキレイな黒が再現できないため、K(キープレート)を加えたCMYKとなっています。
RGBと比較すると鮮やかな色を表現することは難しく、RGBからCMYKに変換すると少しくすんだ色味になるので注意しましょう。
「RGB」
RGBとはパソコンやスマートフォン、テレビの画面などにおける色の再現方法です。「R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)」の3色の組み合わせにより、さまざまな色を画面上で表現することができます。RGBの3色は「光の三原色」と言われ、発光によって数多くの色を再現しています。色を混ぜるほどに白色に近づくので、「加法混色(加法混合)」と呼ばれています。
しかし一方で、画面を見る環境によって異なる色に見えてしまうことがあるというデメリットも。部屋の明るさやディスプレイの性能などにより、見え方に差が出ることがあるので注意が必要です。
チラシ制作におけるDTPデザインの重要性
チラシ作成をする際のDTPデザインでは、先ほど解説した色の表現方法の違いがあるので印刷が仕上がりに注意する必要があります。
例えばWEBデザインとDTPデザインを比較してみましょう。
WEBデザインでは、いつでもWEB上でデザインを修正することができ、載せる情報量にも制限がありません。コンテンツの追加やバナー広告の差し替えなどのアップデートも簡単に行うことができます。しかし見る側の環境(ブラウザや媒体、部屋の明るさなど)によっては色や印象に差がでる場合があるので、伝えたいイメージを一律に伝えることが難しいケースもあります。
一方DTPデザインでは、最終的に紙に印刷する工程があります。印刷後は修正ができないので、より色の選び方や印刷する紙質の選定には慎重になる必要があります。
しかし印刷し完成したあとは、デザインの印象は見る側にとって差はありません。それは紙媒体の強みでもあり、伝えたいイメージを誰にでも等しく伝えることができるというメリットでもあります。ポスティングチラシを作成する際にも、伝えたいイメージがばらつきなく伝えることができるのは大きな利点となるでしょう。
DTPデザインを使った読みやすいチラシ制作のポイント
DTPデザインを使用してチラシを作成する際に、どんなところに気をつければよいのかをご紹介します。ポイントを押さえ、読んでもらいやすいチラシ作りを目指しましょう。
ペルソナを設定する
読まれるチラシ作りをするには、まずそのチラシは誰に読んでもらいたいのか、詳細なペルソナを設定しましょう。
年齢や性別はもちろん、家族構成や職業、趣味嗜好や悩んでいることなど、より具体的な条件を抽出しターゲットとなる人物像を設定します。
アプローチするターゲット像が明確になることで、どのような文言や写真、色の選び方やレイアウトにすればよいのかなど、デザインの方向性がより明確になるでしょう。
刺さるキャッチコピー
ターゲットが明確になったら、そのターゲットに刺さるキャッチコピーを考えましょう。
読み手が思わず惹きつけられるキャッチコピーとは、共感できることが大切です。自分と同じような悩みを持つ人が悩みを解決できている、自分が抱える課題の解決策が提示されている、自分では気が付かなかった欲求を満たすことができる方法が記載されているなど、読み手がどのようなベネフィットを得られるのかを分かりやすく伝えるキャッチコピーを目指しましょう。「リピート率90%の~」「50代のための~」など、具体的な数字を組み込むとより説得力のあるキャッチコピーになります。
見出しの文字サイズを調整する
見出しの文字を大きくし、目立たせるという作業は日常でも行っているかと思います。チラシ制作においても文字サイズを調整することは、チラシを見やすく、内容を瞬時に伝わりやすくするうえで必要な工程です。
文字サイズの調整はチラシを読みやすくするだけでなく、レイアウト全体から受ける印象も操作することができます。
週刊誌など話題性を目立たせたい場合は極端に文字を大きくし、インパクトを強調します。そうすることで躍動感や世俗的さ、衝撃的な印象を与えることができます。
一方教科書や公式な文書などの見出しは、大きすぎずまとめることが多くなっています。大きくしすぎないことで気品や上品さ、信頼性を持たせることができます。
このように、読み手にどのような印象を与えたいかによっても、文字サイズを調整するとよいでしょう。
反響を獲得するなら、日本一高い「日本ポスティングセンター」へ!
日本ポスティングセンターでは「反響率を上げるポスティングチラシのプロ」として、「捨てられないチラシ制作」にこだわったノウハウが豊富にあります。
反響があるチラシには法則が存在します。
ポスティングをしてもチラシの反響が感じられていない場合、もしかしたらチラシのデザインやレイアウトに原因があるのかもしれません。
自社のチラシが「本当にこれでいいのだろうか?」「どのようにしたら反響が出るのだろうか?」と迷われたら、一度日本ポスティングセンターへご相談ください。
これまで培ったノウハウを踏まえ、的確にアドバイスいたします。
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